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代表挨拶
弊社ホームページをご覧いただきありがとうございます。
1952年創業の弊社2代目友成哲郎から引き継ぎ、2023年に代表取締役に就任いたしました。
私も町工場の経営に25年関わり、町工場は華やかな場ではないけれど、大いなる可能性を秘めた場であるという事を実感してきました。
下請け工場からデザイン提案型の工場に変化し、さらには自社商品の開発を進め、現在はオリジナルトロフィー製作が主たる製造物となり、更には他にはないPOP、アクリル枡mas/mas(マスマス)の販売を行い、カンボジアでは国立職業訓練校で技術を教えている、この基本にある思いは「町工場の手による技術を次世代に伝えたい」という事です。
今はデジタル化が求められている時代ですが、物を作りだすことは全てデジタルによってできる様になるのでしょうか?
新しい物を作りだす過程もPCだけで上手くいくのでしょうか?
そんな疑問を持ちながら、アナログ技術を繋げていきたいと思っています。一つのチャレンジとして2023年よりワークショップを工場でスタートしました。町工場を知っていただく、物のできる過程を経験していただく、アナログが面白いと思う人が居ないか?そんな思いでスタートしています。
今までも工場は変わってきましたが、さらに女性視点でお客様へのサービスをより充実させ、満足し、作ってもらって良かったという製品をこの工場から生み出していきたいと考え、お客様、取引先様、そして社員の幸せを追求すると同時に社会の幸せに貢献することを目指しております。
今後ともご支援、ご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
代表取締役 友成冨美
青山学院大学経営学部卒業
日本酒伝道師・テキーラソムリエ
友成工芸ストーリー
友成工芸ストーリーを説明します。
#1 「ローテク技術」
現在はコンピューター制御の機械を持たない会社の生き残りは非常に難しくなっています。
しかし、「ものづくり」の基本である人の五感をフルに活用したローテク技術こそが新しい価値を創造する原動力になっていると考え、日本で失われつつあるローテク技術指導をカンボジアで2012年よりスタートしました。
2014年にプノンペンとシェリムアップにてワークショプを開催
workshop動画(音が出ます注意してください)
YouTube : https://youtu.be/2NFt2Q_Z9cs
2019年カンボジア労働省とMOAを結びシェリムアップにある国立技術学校NPIA(National polytechnic institute of Angkor)に部屋を提供され、日本からの機械彫刻機4台を設置し、4名の先生の技術指導をスタートしています。
#2「下請けの経験」
アクリルの「キズ」は加工している工場において悩ましい問題です。
オフィス機器大手マックス(株)様の樹脂パーツ・製図用定規の下請けとしての実績、また50年以上の経験により、キズのついた商品は納品できないという思いが強く根付いています。
関西のお客様からも、キズがなく納品してくれるという信頼から関東にある弊社にご依頼をいただいています。
また、一度納品した商品でも、使用している間に付いてしまうキズや欠けてしまったものは、再研磨、削り直しなどの対応をしております。
#3「デザインの力」
2010年ホームページをご覧になった歯科材料全般を取り扱われているお客様からお問い合わせをいただきました。
新社屋竣工に際し、商品を展示するだけではなく、見て、手で触れ、試してもらえるショールームを予定されており、その全般のディスプレイデザイン制作のご依頼でした。
取扱商品は2000品以上、商品を把握するだけでも大変な作業ですが、2か月である程度の形にして欲しいとの要望もあり、また、新社屋は著名な建築家が設計されたとの事で、そのコンセプトを崩さずショールームを訪れたお客様にも見やすいディスプレイづくりという、デザインのハードルはとても高いものでした。
弊社に仕事依頼した理由の一つは、デザインと共に製作も出来るという事でした。
担当の方が弊社工場にいらした時、バフ研磨機をご覧になり、大きさは違っても歯を研磨する加工と同じですねとおっしゃられました。アクリルの研磨には様々な方法がありますが、弊社はバフ研磨加工により、さらに鏡面へと近付けることを大切にしています。その部分に共感していただき、より一層の信頼関係が築かれたと思います。
短納期、そしてデザインハードルの高い仕事でしたが、スタッフ一同気合いを入れて臨み、TOM PRODUCTS の力と現場の力が合わさり、御客様にご満足いただけました。
今でも展示会什器、追加のディスプレイ用品等、お付き合いが続いています。
#4「チャレンジの連続」
デザインを理解した工場になる事を目指して、2005年のデザインタイドに出展しました。
まずはアクリルの加工を見てもらうためにデザイン性の高い時計や照明テーブル等を制作しましたが、翌年は同じことをしてもつまらないと考え、アーティストとのコラボレーションで新しいディスプレイを制作しました。
音楽に合わせてディスプレイ自体が発光し、物が映し出され、視覚、聴覚にうったえるものとなりました。
偶然通りかかったポールスミス氏が立ち寄り、とても気に入ったようで、ポールスミス氏の展示会にも招待されました。その後は、JETRO主催のニューヨークでの展示会にもアート作品として出展できました。
単なるアクリル工場でなく、枠を決めずに製作し、チャレンジしていくことが、多くの出会いを生み、さらに数年後の大切な仕事につながることとなりました。
「ものづくり」の遊び心を大切にしていきたいです。
友成工芸のこだわり
友成工芸のこだわりを説明します。
#1 「製品がお客様の手に届くまでがサービス」
お客様のご要望に合わせながら、長年の経験とノウハウを元にこだわりをもって加工しております。さらに、製品の包装・梱包に際しても、キズはもちろんのこと、汚れ、指紋などに細心の注意を払い納品いたします。
#2 「65年の積み重ねた技術」
切 削 | 厚板はダイヤモンド刃物に より切削し、仕上げは鏡面を基本としています。 NC加工機により複雑な形状の切削が可能です。刃物を自社でも研磨しています。 |
研 磨 | 独自のバフ技術により手作業でアクリルの切削面を美しく仕上げています。 ここは友成工芸の強みでもあり、アクリル厚板の美しさにもかかわる箇所です。 |
彫 刻 | 機械彫刻:文字・ロゴ・目盛をアクリル・真鍮・アルミ等に彫刻が可能です。また、彫刻後の色入れが可能です。 機械彫刻技術の基本を残すため、カンボジアで技術教育をしています。 レーザー彫刻:素材の選別により、彫刻面は白っぽい仕上りか、つやっぽい仕上りの2通りが可能です。 |
#3 「コミュニケーションの重要性」
お客様がどこにこだわりを持っているのかを大切にし、満足いく製品に仕上げていきます。