こんにちは。友成工芸です。
2025年5月23日(金)に長野安曇野にある福源酒造株式会社様でアクリル枡 mas/mas(マスマス)の宴を開催しました。
今回は、福源酒造株式会社様で開催したアクリル枡 mas/mas(マスマス)の宴の様子をブログ記事でまとめてみたいと思います。普段は公開されていない江戸時代に建てられた蔵の回廊にて、アクリル枡 mas/mas(マスマス)の器を使い、福源酒造株式会社様の秘蔵のお酒を合わせた特別な食事会になりました。
よろしければご覧下さい。
目次
福源酒造株式会社様とは

(出所:福源酒造株式会社 – 創業宝歴八年)
福源酒造株式会社は、長野県安曇野市にある1758年創業の老舗酒蔵です。自社栽培米を使用し、減農薬での酒米栽培にも取り組んでいます。純米酒を中心に手作業による丁寧な酒造りを大切にしています。
会社名 | 福源酒造株式会社 |
住所 | 〒399-8601長野県北安曇郡池田町池田2100 |
電話番号 | 0261-62-2210 |
以前、福源酒造株式会社様へ訪問させていただきました。その様子は下記ブログにまとめております。
関連記事こちら
福源酒造株式会社がある池田町の特徴
北の安曇野と呼ばれ、北アルプスの山並みや田園風景のすばらしい環境に恵まれた池田町にあります。かつては千国街道の宿場として発展し、元和5年(1619年)に松本藩主松平(戸田)丹波守康長の隠居城「若松城」を構築した所で、今でも殿小路、お屋敷などの地名が残っています。その若松城があった場所にあるのが、『福源酒造株式会社』です。
池田町は明治から昭和にかけて製糸の町としても栄え、福源酒造も製糸業、鉄道の事業等もされていたと記述がありました。今回は普段はオープンしていない、松本城の宝物殿であった建物の回廊にてアクリル枡 mas/mas(マスマス)の器を使い、福源酒造株式会社様の秘蔵のお酒を合わせた特別な食事会が開催されました。
福源酒造のお酒は、2年以上熟成したお酒だけを販売し、流通も限られた場所のみに制限しているため、なかなか長野でも見かける機会のないお酒です。
アクリル枡 mas/mas(マスマス)の宴の様子
2025年5月23日(金)に長野安曇野の『福源酒造』の御囲蔵にてアクリル枡 mas/mas(マスマス)の宴を開催しました。
アクリル枡 mas/mas(マスマス)の宴の開催きっかけ
現在の18代目当主と昨年5月に初めてお目にかかりました。
偶然にも私と同い歳の女性であるということで話しやすく、また弊社のアクリル枡 mas/mas(マスマス)にも大変興味を示していただきました。当主の平林聖子さんは今まではイタリア政府、イタリア貴族社会にネットワークを持ちアジアンアンバサダーという立場で20年以上イタリアのファッションに関わられていました。昨年でその仕事を辞め、日本を中心に活動される予定と聞いていましたが、イタリアからのオファーで、今年から食にかかわるイタリアのイベントのアンバサダーを引き受けたそうです。
今回のイベントは、私がニューヨークでの展示イベントのオープニングパーティで料理を担当した際、「楽しかったけれど、アクリル枡 mas/mas(マスマス)が使えずに残念だった」と話したことがきっかけとなり、この御囲蔵で開催されることになりました。
アクリル枡 mas/mas(マスマス)の宴の準備
御囲蔵の回廊は通常は長い絨毯が引かれていますが、それを取りますと見事な黒御影石が現れ、そこにテーブルを並べて、ヨーロッパではよく利用されるロングテーブルを設えました。食空間プロデューサーの伊藤綾子さんがクロスの色からお花の手配等のテーブルセッティングを引き受けていただき、私が器を準備し、料理を担当するということで開催準備が進みました。

まずはメニュー決めですが、安曇野の酒蔵ですので、長野の食材で提供できるメニューを中心に検討し、何度か試作をしながらメニューを決め、開催2週間前にリハーサルを行い、当日に備えました。この宴にお集まりいただいた方は、今回関わった3人の関係者、知り合いだけに限定しました。当日は東京、逗子、横浜の遠方から24名のお客様にお集まりいただきました。
5日前にロングテーブルにクロスをかけ、お花を前日に入れていただき、私も3日前より長野塩尻にある家に入り、24名分の料理を作り、当日昼過ぎに御囲蔵に入り、盛り付けテーブルへの準備を行いました。
アクリル枡 mas/mas(マスマス)とは
アクリル枡「mas/mas」(マスマス)とは、透明感が美しいアクリルで作った枡のことです。
創業70年、手の感覚を大切にしてきた友成工芸の彫刻技術を使い、アクリル枡「mas/mas」(マスマス)の周りには、日本の紋様が刃物で彫刻されています。ガラスよりも透明度が高いアクリル製で、軽くて割れにくく、口当たりの良い厚さにもこだわりました。ますます繁盛、ますます充実、そしてますます幸せに、という願いを込めた商品になります。なお、お重には一合枡が4個入ります。

当日のアクリル枡 mas/mas(マスマス)の宴の様子
17時にお客様が続々と到着し、お庭で福源酒造の日本酒のスパークリングと、数日前にイタリアから届いたばかりのパルミジャーノレッジャーノがアペリティフとして供されました。

18時に鈴の音とともに、回廊に設えたお席に皆様に移動していただき、お食事のスタートです。当主の聖子さんが、席次を考え、ご夫妻、お友達、全てバラバラになりましたが、皆様、旧知の知り合いのようにお話しが弾んでいました。

お席にはアクリル枡 mas/mas(マスマス)の二段重を用意しました。
一段目は3種のお料理が入り、下の段はワサビの葉っぱのみです。今回、昔日本では五段重箱が基本で、一番下は何も入れずに神様のいらっしゃる場所として空けておく、ということを聞いたので、今回は長野の山葵の葉っぱをいれて長野の神様も一緒にお食事していただくというコンセプトにしました。
回廊での食事のためサービスができないので、0.3合、1合升にお料理を入れて、テーブルを飾るように並べました。最後には長野のきのこ類で作った暖かいお吸い物を提供しました。


参加された方々からも、「集まられたお客様皆様が素敵で、素敵な空間、素敵な料理が明治時代の貴族の社交界のような贅沢な時間でした」とのコメントをいただきました。アクリル枡 mas/mas(マスマス)の宴は遊び心からスタートした奇跡の宴となりました。沢山の助けがあり、素晴らしい宴となりましたことを心より感謝しております。

Thanks for
- 福源酒造の18代目当主 平林聖子様
- 遠方からおでましいただいたお客様 皆様
- 空間コーディネート 伊藤綾子様
- グラフィックス 轟久志 様
- テーブル照明 geoonedesign 櫻井謙二様
- お花 hanamizuki 木下いずみ様
- 料理、盛り付け、片付けを一緒にした金子まゆみ様
- mas/masをすぐに使えるように準備してくれた会社のスタッフの皆様
- 車の運転、アペリティフで客様のおもてなしを担当した夫の友成哲郎
最後に
今回は、福源酒造株式会社様でアクリル枡 mas/mas(マスマス)の宴を開催した内容をブログ記事にまとめてみました。
株式会社友成工芸ではワークショップを不定期に開催します。携帯にある画像をアクリルの厚い板に印刷するfotoryl(フォトリル)を作るワークショップを開催します。開催日時が確定すれば、HPで告知しますのでぜひご参加くださいませ。
また、弊社では、「もらって嬉しい」「飾っておきたい」美しく高級感のある『オリジナルアクリルトロフィー』を製造しております。遠慮なくお気軽にお問い合わせください。