こんにちは。友成工芸です。
前回の記事では、「つくるわね」という名前の由来についてまとめてみました。
今回の記事では、クラウドファンディング挑戦の裏側についてブログ記事にまとめてみました。
皆様からの温かいご支援により、総勢143名の皆様から、目標金額を大きく上回る2,031,000円のご支援をいただくことができました。ご支援いただいた皆様、そして情報を拡散し応援してくださった皆様に、心より深く感謝申し上げます。プロジェクト終了後の今だから話せる「裏話」を、よろしければご覧ください。
目次
クラウドファンディングの概要

今回のプロジェクトは、単なる工場の改修費用集めではありません。 長年、友成家のプライベートな生活の場として使われていたスペースを、地域の皆様やクリエイターが交流できる「キッチン付きギャラリー」と「デジタル工房」へ生まれ変わらせるための挑戦でした。
クラウドファンディングの準備期間
無事に成功した今だからこそお話しできるのですが、実は当初、私はクラウドファンディングに対して「正直、やりたくない」と思っていました。
私たち、50代以上の世代にとって、「人様にお金をお願いする」というのは、どうしても抵抗感があります。「資金がないなら自分たちで何とかするべきだ」という思いもありましたし、仕組みもよく分かっておらず、最初は自分たちの力だけでリノベーションを進めようと考えていたのです。しかし、コンサルタントの方から言われた言葉が、私の考えを変えました。
「これは資金調達だけが目的ではありません。友成工芸が新しいことを始めるという『マーケティング』なんです」
これから作る場所は、多くの人に知ってもらわなければ意味がない。そう説得され、友成工芸の未来のために挑戦することを決意しました。
しかし、準備は困難の連続でした。 当初は8月1日のスタートを目指していましたが、リターン(返礼品)の設計や法的な確認に時間を取られ、9月になり、最終的には10月10日スタートまでずれ込みました。
特に苦労したのが「保健所」との調整です。 「オープニングパーティーへの参加権」をリターンに設定しようとしたところ、プラットフォーム側から「飲食店の営業許可は取れていますか?」と指摘が入りました。 あくまでギャラリーのお披露目であり、継続的な飲食営業ではないことを保健所に説明し、一つひとつ問題をクリアにしていく作業は、想像以上に大変な道のりでした。

45日間の戦い:SNSでの失敗と、予期せぬ「援護射撃」
10月10日、ようやくスタートしたものの、現実は甘くありませんでした。 開始直後こそ順調でしたが、50万円を超えたあたりで支援の伸びがピタリと止まる「中だるみ」の時期が訪れました。
「毎日発信し続けてください」というアドバイスに従い、慣れないSNS操作に悪戦苦闘する日々。
そんな中、あることがきっかけでそのネットの影響力を痛感するできごとが起きました。
あまりの金額の伸び悩みに焦るあまり、Facebookの「メンション機能(友達全員に通知がいく機能)」を使って連日発信し続けていたところ、とある目上の知人から、あまりに告知がしつこく感じるといった旨のコメントをいただいてしまったのです。見返してみると確かに同じ内容のものを連投しており、興味関心がない方にとっては「またか…」と思ってしまうだろうなとハッといたしました。
しかしながら公の場でズバリと指摘をうけるのは初めてのことで、慣れていないのもありみんなに迷惑をかけてしまったのではないかと正直心が折れかけました。コメントを消すこともできず、そのまま残る言葉…。 しかし、ドラマはここからでした。
そのやりとりを見ていた多くの方々がその直後から「がんばれ!」「そんなことないよ、応援してる!」と、温かい励ましの言葉をかけてくださり急速にご支援が集まり始めました。何が幸いするか分からない、ネット上のマナーについて学んだと同時に、モニタ越しからも人の温かさを同時に知った出来事でした。
ラスト1週間の奇跡:YouTubeライブへの挑戦
皆様の応援のおかげで150万円までは到達しましたが、残り1週間であと50万円が必要です。私は「もう十分です」と諦めかけましたが、サポートチームは諦めてくれませんでした。
「動画を撮りましょう。YouTubeライブをやりましょう」
顔出しも喋るのも苦手な私にとって、それは高いハードルでしたが、ここまでやってきたからにはもうやるしかありません。 終了直前に2回のライブ配信を行いました。カメラに向かって、しどろもどろになりながらも、自分の言葉で「なぜこの場所を作りたいのか」を必死に伝えました。

(出所:友成工芸 – YouTube)
結果、このライブ配信が最後の起爆剤となりました。「動画を見て感動した」「直接声が聞けてよかった」という声を多数いただき、終了間際に怒涛の追い上げを見せ、目標金額を大きくクリアすることができたのです。
クラウドファンディングを実施した所感
今回の挑戦で興味深かったのは、世代による反応の違いです。 50代を境に、反応が分かれる傾向がありました。 60代・70代の方の中には、やはりクラウドファンディングに対して「資金援助」というイメージが強く、少し距離を置かれる方もいらっしゃいました。
一方で、20代・30代・40代の方々は「面白いですね!」「応援します!」と、プロジェクトの「意味」に対して軽やかに支援してくださいました。 取引先の30代の営業担当の方が個人的に支援してくださったり、近所の中学生がハガキを見て「これ、クラファンでしょ?すごいね!」と声をかけてくれたりしました。

私の想像以上に、応援の輪は世代を超えて広がっていました。新しい価値観に触れ、私自身も多くのことを学ばせていただきました。
最後に
今回の記事では、クラウドファンディング挑戦の裏側についてブログ記事にまとめてみました。
ハガキを配り、SNSで発信し、時には失敗もしながら走り抜けたことで、「友成工芸が何か新しい面白いことを始めたぞ」という認知が、地域や業界に確実に広がりました。これこそが、お金には代えられない最大の財産です。
精神的には本当にハードな45日間でしたが(笑)、皆様と一緒にゴールできたことは一生の宝物です。集まった資金は、皆様もご覧いただける新しい「デジタル工房」の機械など設備に大切に使わせていただきました。これからは、この場所を使って皆様に恩返しをしていく番です。
本当にありがとうございました。 新しくなった友成工芸を、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
株式会社友成工芸では、帯封付き化粧箱という細部にまでこだわった演出を通じて、受け取る方の心に残るトロフィーづくりを大切にしています。「特別な瞬間を、もっと特別にしたい」そんなご担当者様は、ぜひお気軽にご相談ください。もちろん、環境への配慮から「無駄な物は省きたい」というお考えも尊重しております。箱を必要とされないお客様もいらっしゃいますので、お客様一人ひとりの価値観に寄り添うことを大切に、制作に取り組んでいます。
※ご希望の用途・数量・納期をお知らせいただければ、最適なご提案をさせていただきます。
また、株式会社友成工芸ではアクリル枡もオリジナルで制作しております。個人や企業様のお祝い事、記念イベントやノベルティなどに合わせていかがでしょうか?