こんにちは。友成工芸です。
前回のブログ記事では、先日のカンボジアの出張、プノンペンの様子をまとめました。
今回は、カンボジアの出張 シェムリアップ編(2023年10月17〜23日)をブログ記事にまとめてみました。
弊社では、2019年3月からカンボジア国立技術総合学校(NPIA:National Polytechnic Institute of Angkor)で技術指導ができるようになりました。
コロナ禍により、カンボジアに渡ることが長らく困難でしたが、2023年5月に3年ぶりにカンボジアに再訪し、2023年10月17日〜27日に今年2回目となるカンボジア出張に行ってまいりました。2024年1月にカンボジアでアクリル枡 mas/mas(マスマス)のプロモーションを行うための具体的な施策と委託先を決めるための訪問でした。
実際の出張の様子を写真と合わせて記載しております。よろしければご覧下さい。
カンボジア出張(2023年10月)はこちら
目次
弊社とカンボジアとの今までの取り組み
弊社とカンボジアとの取り組みは、2013年に遡ります。
シェムリアップに汎用彫刻機2台を送付し、2014年には汎用彫刻機を使ったワークショップを企画し、プノンペンとシェムリアップでワークショップで開催しました。2017年JICA中小企業連携の基礎調査案件の採択を受けてカンボジアで調査を行い、2019年1月にカンボジア労働省とMOAを結んでいます。
2019年3月には、カンボジア国立技術総合学校(NPIA:National Polytechnic Institute of Angkor)に汎用彫刻機4台を置き、先生に対して彫刻技術指導をスタートさせることができました。カンボジアで彫刻されている製品は下記の通りです。
(カンボジアで彫刻されているアクリル枡mas/mas(マスマス))
カンボジアの出張目的
今回のカンボジア出張の目的ですが、東京都の東京都産品を国内外に向けて販促する事を補助する「Buy TOKYO推進活動支援事業補助金」の採択により、2024年1月にカンボジアでアクリル枡 mas/mas(マスマス)のプロモーションを行う具体的な施策と委託先を決めるためでした。
【出張レポート】カンボジアの出張の様子 シェムリアップ編
今回の記事では、シェムリアップでの出張の様子をまとめています。
シェムリアップははカンボジア北西部で、15世紀にかけて栄えたクメール王国の遺跡であるアンコール遺跡を訪れる際の観光拠点となっています。
ホテルからシェムリアップの様子を撮影した写真になります。プノンペンとは異なる雰囲気で趣きがあります。
(ホテルからのシェムリアップの景色)
プノンペン → シェムリアップの移動
カンボジア国内では車での移動が圧倒的に多くなりますが、プノンペン⇔シェムリアップは飛行機でも約1時間程度の搭乗時間で移動できるため、コロナ前は普通に飛行機で移動していました。
ただ、私がプノンペンに入った日はシェムリアップ新空港のオープンと重なりました。
今までの空港でしたら中心地から車で15分ぐらいの場所にあり、トゥクトゥクでも気持ち良くシェムリアップの中心地に入れる距離でしたが、新空港は中心地まで車で1時間半ぐらいかかるかなりへんぴな場所にできたと聞きました。今後シェムリアップを訪れる際この新空港を利用することになりますが、以前から聞いていた話の通り少々不便であるようです。
幸いなことにプノンペンからシェムリアップの移動は、JSTのチア・ノルさん、小出さんの車に同乗させていただきました。大体5〜6時間かかりますが、途中サービスエリアで休みながらの道中です。
JST(カンボジア国指定のNGO)とは
チア・ノルさん、小出さんご夫妻が立ち上げたNGOです。今はシェムリアップのバイヨン地域で、地元の子供達が無償で通える中学と高校を作り、運営されています。チアさんの所有の土地を国に寄付し、学校は日本や海外の支援により建設されています。バイヨン高校/附属中学校の生徒数は、現在1100名です。このNGOを通して、バイヨン高校/附属中学校では、日本の中学生・高校生・大学生との交流スタディツアーを受け入れています。(実際の交流の様子はHPのトップページより、Instagram又はFacebookをご覧ください)https://jst-cambodia.net/
最初に休んだサービスエリアでは、餅米と甘辛いタレをつけた焼き鶏をチアさんが私に食べてみてと買ってくださり、お煎餅の様に薄く平たい焼き鶏がとても美味しく、餅米も平たく細長くなっていて食べやすかったです。
(プノンペンからシェムリアップ途中のサービスエリア)
スピアンプラスト大橋(コンポン・クディ)を見学
カンボジアに行き始めた10年前も車でプノンペン⇔シェムリアップ間を走りましたが、今は道も舗装されサービスエリアも綺麗で、ここでも進化するカンボジアを感じました。あと数年すると別の新しい道が作られ、さらにこの区間の移動が楽になるようです。
途中、コンポン・クディという町でも休憩。
ここには12世紀後半から13世紀初頭にかけてジャヤヴァルマン7世王が作ったと言われているスピアンプラスト大橋があり、地元の方の生活の一部になっています。観光地にもなっているため、観光客向けのお店でアカオートノットクイティというお菓子を購入しました。
(コンポン・クディでの様子)
チアさんの故郷で水牛に遭遇
それからしばらく走り、チアさんがポルポト政権時代に住んでいた村を案内していただきましたが、道を水牛が歩いているのんびりしたカンボジアらしい景色も見る事ができました。
(チアさんの故郷)
そしてシェムリアップに着いた時には日も暮れかかっていましたので、ホテルで就寝。
翌朝、朝食をいただきましたが、プノンペンよりフルーツの味が濃くて美味しい!mas/mas(マスマス)にカンボジアのフルーツを盛り付けてみました。
(ホテルの朝食)
前回5月に訪れた際にはシェムリアップの町をあまり回れていなかったので、4年ぶりにチアさんご夫婦がコロナ前まで営業していたレストランmoimoiと、moimoi農園を周りました。レストラン近辺の道がとても綺麗になっていて、最初どこに居るかわかりませんでした。moimoi農園もコテージに家具が置かれてさらに進化していました。
(moimoi農園)
夜はプロモーシを行う候補のレストランを訪ね、女性マネージャーと打合せすることができました。
(ケーマ)
カンボジア国立技術総合学校(NPIA)へ訪問
最終日にやっと彫刻技術を教えているカンボジア国立技術総合学校(NPIA:National Polytechnic Institute of Angkor)に行くことができました。現場のみなさんに、mas/masのプロモーションを行う事を伝えました。その後、プロネイ先生からNPIAで自作したレーザー彫刻機を見せてもらいました。
プノンペン工学部はレーザー彫刻機を購入していましたが、資金の無いNPIAは先生の自作で、その彫刻機で木に彫刻をしていました。買えなくても、なんとかして作ります。モノ作りの基本を見て感動しました。来年、樹脂に彫刻できるレーザー彫刻機の製造を依頼したいと考えています。
NPIAシノン校長からmas/masのプロモーションとして2024年6月にシェムリアップで行う職業訓練校のイベントにでませんかとお誘いをいただきました。
(カンボジア国立技術総合学校(NPIA)へ訪問)
あっという間に帰国の時間に!
予定をこなしていたら、あっという間に空港に向かう時間となってしまいました。シェムリアップの新空港まで送っていただきましたが…遠すぎます(笑)
今後、空港とホテルの送迎がいくらになるのか?戦々恐々としています。
最後に
今回は、カンボジアの出張(2023年10月17〜23日)の様子、 シェムリアップ編をブログ記事にまとめてみました。
前回の記事 プノンペン編と合わせてご確認ください。カンボジアの多くの変化を肌で感じ、目で見る事で、充実したカンボジア出張になりました。2024年1月にカンボジアで実施するアクリル枡 mas/mas(マスマス)のプロモーションを成功させるために、頑張っていきます。
今回の出張はいろいろな方の助けをいただいてスムーズに進みましたが、前回5月より日本円の弱さを痛感しながらプノンペン経由で帰国しました。
株式会社友成工芸ではワークショップを不定期に開催します。携帯にある画像をアクリルの厚い板に印刷するfotoryl(フォトリル)を作るワークショップを開催します。開催日時が確定すれば、HPで告知しますのでぜひご参加くださいませ。
また、弊社では、「もらって嬉しい」「飾っておきたい」美しく高級感のある『オリジナルアクリルトロフィー』を製造しております。遠慮なくお気軽にお問い合わせください。