こんにちは。友成工芸です。
日本酒・焼酎の蔵元団体 一般社団法人J.S.Pが主催するイベント「春のUTAGE 2024」で使用するアクリル升を製作させていただきました。1合升の底面にロゴを印刷しピンク紐の金魚袋に入れて納品しました。
今回は、『春のUTAGE 2024』向けに制作したオリジナルアクリル枡とイベントの様子をブログ記事にまとめてみました。そのイベントは3月30日、31日の2日間、豊洲のベイエリアで盛大に開催されました。
弊社が製作したアクリル枡の写真・工夫したポイントもあわせて記載しております。よろしければご覧下さい。
目次
『春のUTAGE 2024』向けオリジナルアクリル枡の依頼
日本酒・焼酎の蔵元団体 一般社団法人J.S.Pが主催するイベント「春のUTAGE 2024」で使用したアクリル枡になります。
・一般社団法人J.S.P 様向けオリジナルアクリル枡(2024年)
製品事例はこちらから確認できます
製品の制作事例はこちら →「アクリル製品 | PRODUCT」
「春の UTAGE 2024」とは
春の UTAGE 2024とは、全国から蔵元が自ら参加し厳選されたお酒を味わえるイベントになります。
春のUTAGE 2024』向けオリジナルアクリル枡の依頼の経緯
今回、最初にご連絡をいただいたのが宮崎の渡邊酒造場の渡邊様からでした。
透明の一合升にプラスチックカップを入れてイベントで提供するのに、「透明の升を取り寄せて見比べたら、株式会社友成工芸の透明枡が一番綺麗だったので見積をしてください」という電話をいただきました。
透明の升を製作している会社は弊社だけでないので、私たちも勉強がてら他社の升を購入したりしていましたし、また知人から、御社のmas/mas(マスマス)ですか?と持ってこられたりするので、数種類の透明升は見ておりました。弊社では彫刻をするため、枡の透明度、歪み、そりなどに製作段階からこだわっているため、製品チェックを厳しくしていますが、その分金型代や製品代も高くなっています。
そのためか最近は他社の透明升との相見積で負けることが多く、やはり品質より価格が優先される現実を受け止め、やや諦めを持っていたのですが、「どの升より透明で綺麗だったから連絡をしました」の一言は本当に嬉しい言葉でした。品質を認めていただき弊社に連絡をいただいたのは初めてのことでしたが、渡邊さん一人で決めることはできないとのことでしたので、弊社としても頑張って見積を出した結果、イベントのオリジナル升のご発注をいただきました。
(一般社団法人J.S.P 様向けオリジナルアクリル枡)
一般社団法人J.S.P 様向け向けオリジナルアクリル枡の工夫したポイント
オリジナル製作はイベント用の“UTAGE”のロゴをアクリル一合升の底面に印刷で入れることに決まりテスト印刷を行いました。
少し製作の話になりますと、印刷のカラーはC M Y Kデータで行うのですが、最初のデータはデザイナーさんの思った色ではなく、サンプルを見てPANTONE(パントーン)色の指定をいただき、そこからC M Y Kを設定して再度サンプルを作り直したことでO Kが出ました。そこから量産スタートでした。
【イベントイベント】「春の UTAGE 2024」の様子
参加した「春の UTAGE 2024」のイベントの様子をまとめています。
(「春の UTAGE 2024」の様子①)
イベント日程とカンボジアのプノンペン大学の先生方が訪日とバッティング
イベントが行われる日程で、私達はカンボジアのプノンペン大学の先生方が訪日されアテンドをお願いされたため、イベントに参加はしたいと思いながら、参加できるかどうかわからない状況でした。
富士山を見たいというご要望だったため、3月30日は河口湖に居ました。翌日、先生達の要望により2班に分かれることとなったため31日朝から東京に向かうことができました。先生方の宿泊ホテルが豊洲ということもあり、女性の先生お二人と一緒にイベントに参加し、そこでお昼を取ることにしました。
(カンボジアの女性の先生)
イベント「春の UTAGE 2024」に参加
3月30日、31日もとても良いお天気に恵まれてイベント会場は多くの人で溢れていました。入場料金に数枚のコインがつき、それでお酒と交換する流れになっていました。お酒により交換枚数が違うため足りないコインは各々が購入するという仕組みです。すでに人気の蔵には長蛇の列ができていました。
(「春の UTAGE 2024」の様子②)
会場は芝生の中にテントがいくつも張られその下にはテーブルが並び、日陰が作られ、DJの空間もあり、音楽とお酒とお料理で思い思いに楽しんでいるイベントでした。
(「春の UTAGE 2024」の様子③)
(「春の UTAGE 2024」の様子④)
今まで行ったお酒のイベントと何かが違うと思っていたのですが、法被姿の人が居なく、スタッフは皆な同じTシャツを着用していました。そのTシャツの文字の色は弊社がアクリル枡で何度か試作をしたピンク色で、Tシャツ、色の統一感、D Jブース、おしゃれなテント、とても素敵な空間になっていて、おしゃれなお酒のイベントでした。その中で、弊社で製造したオリジナルアクリル升が使われていたのはとても嬉しいことでした。
渡邊酒造場の渡邊社長にご挨拶
今回弊社にお声かけくださった渡邊酒造場の渡邊社長の計らいで、私達4人はVIP席にご案内いただきました。その時に渡邊社長と「新政」のデザイナーをしている方と写真を撮りました。実は渡邊社長とはその時、初めてお目にかかりましたが若くて驚きました。お酒業界の世代交代が進んでいるのでしょうね。
また、「新政」のデザイナーさんとは以前に弊社と仕事をしたことがあり、彼が弊社のことを覚えていてくれて再会となりました。そのデザイナーさんから、「新政」のこれから発売になるお酒を試飲させていただきました。とても美味しかったです。日本酒の進化も止まりませんね。
(渡邊社長・「新政」のデザイナーとの写真)
帰りにはスタッフの方が着ているオリジナルTシャツもカンボジアの方達へのお土産も含めて買い求めました。今回出展している蔵のロゴがピンクで書かれていて可愛いデザインです。蔵元さんが、Tシャツにはサインとしてくれると聞きましたが、カンボジアの方達の後の用事が控えていたため残念ながらサインは無く持ち帰りました。
(購入したオリジナルTシャツ)
最後に
今回は、『春のUTAGE 2024』向けに制作したオリジナルアクリル枡とイベントの様子をブログ記事にまとめてみました。製作したアクリル枡の写真・工夫したポイントもあわせて記載しております。
弊社では、「もらって嬉しい」「飾っておきたい」美しく高級感のある『アクリルトロフィー』を製造しております。遠慮なくお気軽にお問い合わせください。
また、株式会社友成工芸ではワークショップを不定期に開催します。携帯にある画像をアクリルの厚い板に印刷するfotoryl(フォトリル)を作るワークショップを開催します。開催日時が確定すれば、HPで告知しますのでぜひご参加くださいませ。