こんにちは。友成工芸です。
新緑の5月から梅雨の6月に季節は移ろうとしています。
雨が多く少し憂鬱な時期になりますが、日本人の主食となるお米の生育にはとても大切な時期です。
今回は、そのお米から作られている日本酒の歴史と福源酒造株式会社様の酒蔵を見学をした内容についてブログ記事でまとめてみたいと思います。福源酒造株式会社様は紹介者が必要な日本酒の蔵で、大変貴重な体験ができました。
よろしければご覧下さい。
目次
日本酒の歴史について
日本では紀元前3世紀ごろには米を原料とした発酵飲料が存在していたようです。世界的に大ヒットしたアニメの“君の名は”に出てくる「口噛み酒」、最初の日本酒と言われています。そのお酒を奈良県の大神神社で初めて神様に捧げられたとも言われています。日本酒を作るお米は酒米(さかまい)と言われ、普通のご飯のお米とは違います。代表的な酒米に「山田錦」「雄町」があります。
その後、徳川家康が天下を統一し江戸幕府が開かれ、幕府に安定した財源を確保するために酒税が徴収されるようになりました。酒づくりの認可を与えられる代わりに税金を納めさせるという商業的な酒づくりが日本各地で発展しこの頃より大規模な酒蔵が誕生しました。現在まで酒造が続いて日本酒を提供しています。
日本酒の蔵、福源酒造株式会社様へ訪問
福源酒造株式会社様へ訪問した様子をまとめています。会社のHP、動画は下記より確認できます。
長野県安曇野の福源酒造株式会社様へ
このご縁は弊社がイタリアでイベントをしたことがきっかけです。
イタリアへの輸出入障壁の件で専門家の方に相談していたところ、その専門家の方が福源酒造の18代目の女性社長をご存知で、その方に会っていただけるか、また、弊社のアクリル枡 mas/mas(マスマス)を見ていただく機会をいただけるか、専門家の方が聞いてくれました。その話から実際に長野に行くことが決まりました。
東京の新宿駅AM 9時発の「あずさ9号」の電車に乗り終点松本駅にAM 12時に到着し、そこからレンタカーで高速道路を走り安曇野に向かいました。高速を降りるとまだ雪が残っている北アルプスの山々を見ながら、ひたすら水田が続くのどかな道を行き、松本から1時間ほどで福源酒造株式会社様に到着しました。
(北アルプスの山々の景色)
安曇野は日本の北アルプスから流れる雪解け水や地下水がとても豊富で、酒造りに必要な良質な水がある土地です。また安曇野の気候の寒暖差が良いお米を育て、酒づくりの発酵の過程でも大切な微生物の活動にも良い影響を与えていると言われています。
最近、酒蔵は一般の方が見学、お買い物ができるように観光の拠点になっていますが、こちらはその様な形を取らず美味しい日本酒を江戸時代より醸し続けています。蔵人達の手による、減農薬で育てた自社のお米で酒造りをされている酒蔵です。
また追記ですが、18代目の女性社長はピッティ・フィレンツェのイタリアにおける東洋のコンサルタントとしてとてもイタリアに強いネットワークを持ち活躍されている方で偶然にも日本に帰国されたタイミングでお目にかかれました。
紹介者が必要な、福源酒造株式会社様
現在、多くの酒蔵がオープンになり、観光の場となっていますが、福源酒造株式会社様はご紹介がなければ見学できない酒蔵さんです。
福源酒造株式会社様に到着&見学
蔵ではまず社長と目にかかり、お話しをした後、限られたお客様が試飲をするお部屋に案内され、試飲のしつらえがされているテーブルを拝見させていただきました。そして、なんと!弊社のアクリル枡をそのしつらえに加え、写真を撮らせていただきました。弊社の商品の格も上がった様に感じました。
(福源酒造株式会社様の試飲用のテーブル)
また囲炉裏のお部屋にも案内され、そこでは蒔絵を施したお盆にアクリル枡をしつらえ写真を撮らせていただきました。
(福源酒造株式会社様の囲炉裏のお部屋)
機会がありましたら福源酒造株式会社様のお酒とコラボをしたイベントをイタリアで行ってみたいという願いを持って帰路につきました。イタリアの繋がりで素敵なご縁をいただいた1日となりました。
最後に
今回は、日本酒の歴史と福源酒造株式会社様の酒蔵を見学した内容をブログ記事にまとめてみました。
株式会社友成工芸ではワークショップを不定期に開催します。携帯にある画像をアクリルの厚い板に印刷するfotoryl(フォトリル)を作るワークショップを開催します。開催日時が確定すれば、HPで告知しますのでぜひご参加くださいませ。
また、弊社では、「もらって嬉しい」「飾っておきたい」美しく高級感のある『オリジナルアクリルトロフィー』を製造しております。遠慮なくお気軽にお問い合わせください。