【開催レポート】アクリル加工を体験!世界で一つだけのアクリルフォトプレート制作ワークショップ(2023年6月25日(日)10時〜・14時〜)

こんにちは。友成工芸です。

先日、ワークショップとして「本格的な機械でアクリル加工を体験!世界で一つだけのアクリルフォトプレート制作ワークショップ」を開催しました。前回のワークショップの経験を生かし、より満足してもらえるワークショップを開催できるように心がけました。(前回のワークショップはこちらから確認できます)

今回は、2023年6月25日(日)10時〜・14時〜に開催したワークショップの開催レポートをブログ記事にまとめてみました。10時の部は男性2名、14時の部は女性2名にご参加いただきました。

実際のワークショップの概要・スケジュール、開催レポート(座学パートの様子・実技パートの様子)、参加したお客様の感想、所感もあわせて記載しております。よろしければご覧下さい。

ワークショップ「本格的な機械でアクリル加工を体験!世界で一つだけのアクリルフォトプレート制作ワークショップ」の「概要」

本格的な機械でアクリル加工を体験!世界で一つだけのアクリルフォトプレート手作りワークショップ ①

ワークショップ「本格的な機械でアクリル加工を体験!世界で一つだけのアクリルフォトプレート制作ワークショップ」の概要は下記の通りになります。

ワークショップ「本格的な機械でアクリル加工を体験!世界で一つだけのアクリルフォトプレート制作ワークショップ」の概要

  • ワークショップタイトル:「本格的な機械でアクリル加工を体験!世界で一つだけのアクリルフォトプレート制作ワークショップ」
  • 開催日:2023年6月25日(日)10時〜12時、14時〜16時
  • 開催時間:120分
  • 場所:株式会社友成工芸

ワークショップの様子を下記動画より確認できます。ぜひご覧ください。

以前、弊社に製作依頼された事のあるМさんに撮影をお願いし、ワークショップの様子をわかりやすく撮影・動画編集していただきました。Mさん、ありがとうございます。

ワークショップ「本格的な機械でアクリル加工を体験!世界で一つだけのアクリルフォトプレート制作ワークショップ」の「スケジュール」

ワークショップ「本格的な機械でアクリル加工を体験!世界で一つだけのアクリルフォトプレート制作ワークショップ」のスケジュールは下記の通りになります。

ワークショップ「本格的な機械でアクリル加工を体験!世界で一つだけのアクリルフォトプレート制作ワークショップ」のスケジュール

  1. ご挨拶
  2. 自己紹介
  3. 友成工芸ってどんな会社?アクリルとプラスチックはどう違うの?(事務所にて)
  4. 実際に機械を使ってアクリルフォトプレートを一緒に作りましょう!(工場にて)
  5. 質疑応答
  6. アンケート・まとめ

【開催レポート】ワークショップ「本格的な機械でアクリル加工を体験!世界で一つだけのアクリルフォトプレート制作ワークショップ」

上記のスケジュールに沿ってワークショップを進めていきました。

友成工芸ってどんな会社?アクリルとプラスチックはどう違うの?(事務所にて)

まず初めに事務所に簡単な説明を行いました。

それぞれの自己紹介から始まり、続いて合成樹脂(プラスチック)というカテゴリーの中にアクリルが分類されること、手をかけて制作した製品と、手間を省きコストを抑えた製品を比べてみます。そしてノギスの使い方を教え、実際に扱いながら外寸・内寸・高さ・深さが測定できることを説明しました。

【開催レポート】アクリル加工を体験!世界で一つだけのアクリルフォトプレート制作ワークショップ(2023年6月25日(日)10時〜・14時〜)③

実際に機械を使ってアクリルフォトプレートを一緒に作りましょう!(工場にて)

今回は、アクリル透明 20mm厚× 55mm× 90mm(名刺サイズ)の板に裏から写真をプリントする「fotoryl」(フォトリル)を作るというワークショップで、工場にて安全用メガネをかけて設備の説明を行い、一緒に作業を行いました。

アクリルの加工手順は下記の通りで、その順番で案内・体験していただきました。

アクリル加工の手順

  1. アクリル板カット
  2. 鏡面加工
  3. 磨き
  4. 糸面取り
  5. マスキング
  6. 印刷

まず、職人さんがパネルソーを動かしサイズ通りにカットする状態を見学し、続いてカットした面を鏡面加工機で切削し、カット面の違いを見てもらいます。

【開催レポート】アクリル加工を体験!世界で一つだけのアクリルフォトプレート制作ワークショップ(2023年6月25日(日)10時〜・14時〜)④
【開催レポート】アクリル加工を体験!世界で一つだけのアクリルフォトプレート制作ワークショップ(2023年6月25日(日)10時〜・14時〜)⑤

次に、カットの後に切削を行う、鏡面加工機を扱ってきます。

鏡面加工機とは、素材(弊社ではアクリル)を固定させ、回転する刃物で切削する加工機になります。刃物はダイヤモンドを使用しているので、仕上がりは鏡の面のようにツルツルに仕上がりますが、透明感を出すためにはバフ研磨が必要となります。

(参考:【開催レポート】アクリル加工を体験!世界で一つだけのアクリルフォトプレート制作ワークショップ(2023年4月1日(土)14時〜)

その後に職人さんに手を添えてもらいながらバフ研磨にチャレンジです。
みるみるうちに透明感が出てくるバフ研磨は楽しい体験です。ただ、気をつけないと磨いている製品がバフの勢いで飛ばされることもあるので細心の注意が必要です。

バフ(Buff)研磨とは、素材表面を研磨する方法の一つで、弊社では布バフを使用しています。布バフとは、布を円形に加工したものを何枚も重ね、これを高速回転させて研磨剤を塗布し、そこに素材表面を押し当てることで研磨する方法です。

【開催レポート】アクリル加工を体験!世界で一つだけのアクリルフォトプレート制作ワークショップ(2023年6月25日(日)10時〜・14時〜)⑥

板がキレイになったら印刷する前の準備をします。地味な作業ですが体験していただきたい工程です。
手が切れそうな角部を、工具を使用して糸面取りを行います。表裏と厚み方向全部で12箇所。面とりが終わったら印刷する反対側の面に傷がつかないように、また側面にUVインクが飛び散っても綺麗に仕上がるようにマスキングを全面に行います。

【開催レポート】アクリル加工を体験!世界で一つだけのアクリルフォトプレート制作ワークショップ(2023年6月25日(日)10時〜・14時〜)⑦
【開催レポート】アクリル加工を体験!世界で一つだけのアクリルフォトプレート制作ワークショップ(2023年6月25日(日)10時〜・14時〜)⑧

作業は単純ですが、それぞれ注意する箇所が違います。皆さん真剣に丁寧に作業を行っていただきました。

インクジェットプリンターでアクリル版に印刷し、マスキングをはずして完成!!
最後に完成品と共に写真を撮って終了しました。

●集合写真(2023年6月25日(日)10時〜・14時〜)

【開催レポート】アクリル加工を体験!世界で一つだけのアクリルフォトプレート制作ワークショップ(2023年6月25日(日)10時〜・14時〜) アイキャッチ画像

参加者の皆さまからいただいたご感想

ワークショップ「本格的な機械でアクリル加工を体験!世界で一つだけのアクリルフォトプレート制作ワークショップ」に参加して頂いた方の感想(一例)は下記の通りになります。

お客さまの感想

  • 内容、時間、金額的にも非常に満足いく内容でした!(男性)
  • 完成するまでの道筋がわかり、ワクワクする内容でした。(男性)
  • 説明はどれもわかりやすく、また少人数での開催でアットホームな感じがとてもよかったです。 なかなか製造の現場を拝見する事はないので、とても貴重で、お金を出して簡単に手に入るものが多い日本で「物作り」って本当に人が手を動かして作っているのだととっても基本的な事を学びました。(女性)
  • 今回作成させていただいた写真のアクリルフォトを、友人にお目にかけると「全く同じものが欲しい」というお声をチラホラいただきました。 「ワークショップで作成したものと同じものは、○ヶ月以内(データ保存期間)はxxxxx円で作れます」というバックオーダーのシステムが最初からあると、ニーズがあるかなと思いました。

●制作したアクリルフォトプレート(2023年6月25日(日)10時〜・14時〜)

【開催レポート】アクリル加工を体験!世界で一つだけのアクリルフォトプレート制作ワークショップ(2023年6月25日(日)10時〜・14時〜) 作成した製品 ②

ワークショップ「本格的な機械でアクリル加工を体験!世界で一つだけのアクリルフォトプレート制作ワークショップ」の所感

参加者の方々にアクリル加工の工程以外にも商品とするためにキズやホコリにいかに気をつけているかを理解いただき、細心の注意を払うことによりクオリティーを高めていることに納得いただきました。実はワークショップに参加していただく方には、機械加工以外にも手作業でいかに手間をかけているかを知っていただくことも目的でしたので、このワークショップで理解してもらえるという事がわかり安心しました。

今回は弊社が行なっている最終段階の印刷工程は、一つのワークショップになるぐらいの細かい工程数があり、それらが積み重なり1つの製品が出来上がります。いくつかの工程は生産性という名の下で省略する会社も多いかもしれません。何を省くのか、何を大切にするのかはそれぞれの会社や工場での経験・知識・方針で変わってくると思います。

弊社も自己満足のものづくりにならないように、日々研鑽を積んでコストに見合う、商品を提供したいと考えております。

最後に

今回は、2023年6月25日(日)10時〜・14時〜に開催したワークショップ「本格的な機械でアクリル加工を体験!世界で一つだけのアクリルフォトプレート制作ワークショップ」についてブログ記事にまとめてみました。

ワークショップに参加していただく方には、機械加工以外にも手作業でいかに手間をかけているかを知っていただくことも目的でしたので、このワークショップで理解してもらえるという事がわかり安心しました。自己満足のものづくりにならないように、日々研鑽を積んでコストに見合う、商品を提供したいと考えております。

ご参加していただきました皆さま、ありがとうございました。

弊社では、「もらって嬉しい」「飾っておきたい」美しく高級感のある『アクリルトロフィー』を製造しております。遠慮なくお気軽にお問い合わせください。

最近の記事
おすすめ記事
  1. 【ハローキャリアワークDay1開催レポート】子どもたちと一緒に、アクリル板再利用の商品開発(2024年11月16日)

  2. オリジナルアクリルトロフィーの作り方・注文の流れ【実績多数あり】

  3. 【開催レポート】世田谷区中学校からのアクリル加工工場での職業体験受入(2024年7月2日〜4日)

  4. オリジナルアクリル枡の作り方・注文の流れ【実績多数あり】

  1. 【2024年8月 開催】三宿夏祭り2024

RECOMMEND

TOP
CONTACT TEL mas/mas STORE