こんにちは。友成工芸です。
先日、2回目のワークショップとして「本格的な機械でアクリル加工を体験!世界で一つだけのアクリルフォトプレート制作ワークショップ」を開催しました。前回のワークショップの経験を生かし、より満足してもらえるワークショップを開催できるように心がけました。(前回のワークショップはこちらから確認できます)
今回は、2023年4月1日(土)10時〜に開催したワークショップの開催レポートをブログ記事にまとめてみました。当日、新小学校4年生の女子と新中学2年生男子それぞれの父兄で4名がお越し頂きました。
実際のワークショップの概要・スケジュール、開催レポート(座学パートの様子・実技パートの様子)、参加したお客様の感想、所感もあわせて記載しております。よろしければご覧下さい。
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目次
ワークショップ「本格的な機械でアクリル加工を体験!世界で一つだけのアクリルフォトプレート制作ワークショップ」の概要
ワークショップ「本格的な機械でアクリル加工を体験!世界で一つだけのアクリルフォトプレート制作ワークショップ」の概要は下記の通りになります。
ワークショップ「本格的な機械でアクリル加工を体験!世界で一つだけのアクリルフォトプレート制作ワークショップ」のスケジュール
ワークショップ「本格的な機械でアクリル加工を体験!世界で一つだけのアクリルフォトプレート制作ワークショップ」のスケジュールは下記の通りになります。
【開催レポート】ワークショップ「本格的な機械でアクリル加工を体験!世界で一つだけのアクリルフォトプレート制作ワークショップ」
上記のスケジュールに沿ってワークショップを進めていきました。
友成工芸ってどんな会社?アクリルってプラスチックとどう違うの?(事務所にて)
まず初めに事務所に簡単な説明を行いました。
それぞれの自己紹介から始まり、続いて樹脂というカテゴリーの中にアクリルが分類されること、手をかけて制作した製品と、手間を省きコストを抑えた製品を比べてみます。そしてノギスの使い方を教え、実際に扱いながら外寸・内寸・高さ・深さが測定できることを説明しました。
4月1日(土)10時〜に開催したワークショップでは、弊社の神様のような存在の職人さん(80歳オーバー)が先生となりスタートしました。
実際に機械を使ってアクリルフォトプレートを一緒に作りましょう!(工場にて)
今回は、アクリル透明 20mm厚× 55mm× 90mm(名刺サイズ)の板に裏から写真をプリントする「fotoryl」(フォトリル)を作るというワークショップで、工場にて安全用メガネをかけて設備の説明を行い、一緒に作業を行いました。
ワークショップで使用する機械
- 板をカットする、パネルソー・昇降盤
- カットの後に切削をする、鏡面加工機
- そして研磨を行う、バフ研磨機
職人さんがメインでパネルソーを動かしサイズ通りにカットする状態を見学し、続いてカットした面を鏡面加工機で切削し、カット面の違いを見てもらいます。
鏡面加工機とは、素材(弊社ではアクリル)を固定させ、回転する刃物で切削する加工機になります。刃物はダイヤモンドを使用しているので、仕上がりは鏡の面のようにツルツルに仕上がります。
その後に職人さんに手を添えてもらいながらバフ研磨にチャレンジです。
みるみるうちに透明感が出てくるバフ研磨は楽しい体験です。ただ、気をつけないと磨いている製品がバフの勢いで飛ばされることもあるので最新の注意が必要です。
バフ(Buff)研磨とは、素材表面を研磨する方法の一つで、弊社では布バフを使用しています。布バフとは、布を円形に加工したものを何枚も重ね、これを高速回転させて研磨剤を塗布し、そこに素材表面を押し当てることで研磨する方法です。
※区切られた場所のため、写真がありません。
板がキレイになったら印刷する前の準備をします。ここは体験していただきたい工程です。
角の手が切れそうな面を、工具を使用して糸面取りをそれぞれが行います。そして印刷する反対側の面に傷がつかないように、また側面にUVインクが飛び散っても綺麗に仕上がるようにマスキングを全面に行います。
作業は単純ですが、それぞれ注意する箇所が違います。初めての経験なので、皆さん真剣に丁寧に作業を行っていただきました。上手くいかなく、職人さんに足りない箇所や等をやり直しされている時も…良い経験です。
最初のグループは小学校4年生の女の子がとても好奇心旺盛で、明るく、全ての工程に反応してくれて、初めて会った無口な中学2年生の男の子とのペアでしたが、ワークショップ自体をとても雰囲気を楽しくしてくれるムードメーカーさんでした。
皆で写真を撮って終了しました。
参加者の皆さまからいただいたご感想
ワークショップ「本格的な機械でアクリル加工を体験!世界で一つだけのアクリルフォトプレート制作ワークショップ」に参加して頂いた方のお客様の様子&感想(一例)は下記の通りになります。
お客さまの様子
- 小学校4年生の女の子が最初に大きな声をあげたのは、アクリルの大きな板をカットする機械で大判の厚板をカットした時でした。回転する刃物でカットするのですが、板が厚手ですと音も大きくなります。「ワーすごい音!!」と通常の生活では聞かない音に、思わず声を出して驚いていました。
- また職人さんが、アナログの切削機(昇降盤)を使って板をカットするデモンストレーションもしましたが、女の子は機械から離れて見ながら「怖い、怖い」と言っていました。刃物がジカに見えて、それも高速回転しているので怖いというのはとても素直な意見だと思って聞いていました。(工場では危険な機械がいくつかありますので、工場に入る時も周りに気をつけて指示に従ってくださいとお願いしています。)
- 中学校2年生の男の子は、職人さんに手を添えてもらい、バフ研磨を楽しそうに経験していました。
●お客様の感想
小学校4年生の女の子がアクリルにプリントしたいと送ってきた画像が、2ヶ月前に生まれたばかりの弟さんの写真でした。弟が生まれて、とても幸せ!弟の泣声で何を要求しているか聞き分けられる、など、弟が大好きなお姉さんでした。できたfotorylを玄関に飾っている写真も送って頂きました。この様に使っていただけると嬉しいです。
ワークショップ「本格的な機械でアクリル加工を体験!世界で一つだけのアクリルフォトプレート制作ワークショップ」の所感
実は今回のワークショップに子供達が参加する事は予想していませんでしたが、子供でもものづくりに興味があり、見たり触ったり聞いたりした経験が心のどこかに残ると思いました。
私は4年生の女の子が話をしてくれた学校の校外活動の話など、とても新鮮でした。これから安全面には気をつけて子供たちも受け入れていこうと思っています。(12歳以下の方は大人と一緒での参加をお願いしました。)
次回のワークショップでは、より安全面には気をつけて子供たちも受け入れていこうと思っています。
最後に
今回は、2023年4月1日(土)10時〜に開催したワークショップ「本格的な機械でアクリル加工を体験!世界で一つだけのアクリルフォトプレート制作ワークショップ」についてブログ記事にまとめてみました。
今回はアクリルに画像を印刷した後、自分でマスキングテープを取り、アクリルの静電気が起きないように綺麗にして袋に入れて、持ち帰っていただきました。自分の製作した成果物があるのは私達も楽しかったですし、ワークショップに参加した方達にとっても記念品となり良かったです。この後、もう一つ作りたいとのご要望があるなど、商品として満足していただけたと思っています。
ご参加していただきました皆さま、ありがとうございました。
弊社では、「もらって嬉しい」「飾っておきたい」美しく高級感のある『アクリルトロフィー』を製造しております。遠慮なくお気軽にお問い合わせください。