こんにちは。友成工芸です。
世田谷区の公立中学校では中学2年生に職業体験を実施しています。弊社はコロナ禍前から生徒の受入先となっていて、先日、中学校学2年生の男子学生 2名を受け入れることになりました。
今回は、世田谷区の公立中学校からのアクリル加工工場での職業体験受入時(2023年9月13日〜15日)の様子をブログ記事にまとめてみました。
実際の職業体験の様子、参加した学生の感想、所感もあわせて記載しております。よろしければご覧下さい。
今回の二人も頑張りました。3日間だけの関わりですが、二人の今後が楽しみです。
過去のワークショップはこちら
目次
職業体験とは
職業体験とは、生徒が事業所などの職場で働くことを通じて、職業や仕事の実際について体験したり、働く人々と接したりする学習活動のことです。
職場体験が求められる背景として、子どもたちの生活や意識の変容、学校から社会への移行をめぐる様々な課題、そして、何よりも望ましい勤労観、職業観を育む体験活動等の不足が指摘されています。「働くこと」と疎遠になりがちであった学校教育の在り方を見直し、教育に求められている学ぶことや働くこと、生きることの尊さを実感させる具体的な実践の場として重要な役割を担っています。
(引用:中学校職場体験ガイド:文部科学省)
世田谷区中学校からのアクリル加工工場での職業体験受入の概要
今年の6月ぐらいに世田谷区の公立中学校の先生より職場体験先として生徒に弊社を紹介したいとの連絡が入りました。その先生のご実家が大田区で町工場を経営していて、世田谷区にも工場がある事を知り、友成工芸に連絡したとのことでした。今年は先生からの思いのある電話をいただいた事がスタートです。その後、2名の男子生徒を受け入れることになりました。
夏休み中に男子生徒2人があいさつに来るはずでしたが、当日になっても来ない。すっかり忘れていた様子でした。慌てて2人が来ましたがインターシップの期間は遅刻しないように、挨拶をしっかりして工場に入ったら、話をしっかり聞くように注意し初対面での打ち合わせが終わりました。
【開催レポート】世田谷区中学校からのアクリル加工工場での職業体験受入時の内容
職業体験受入3日間、男子生徒2人には工場で作業補助として働いてもらいますが、それ以外に自分の作品も作ってもらいます。今回は弊社がワークショプで製作しているアクリルの塊に写真を印刷し、誰かにプレゼントする、という課題を初日に伝えました。
職業体験受入の内容
- 工場内の作業補助として職業体験
- アクリルフォトプレート制作
(過去のワークショップはこちら →「ワークショップに関する記事はこちら」)
職業体験受入の初日(9月13日)は、男子生徒二人とも5分前には到着しました。そこで改めて注意事項を伝えました。
注意事項で一番大切にしているのは言葉でのコミュニケーション、挨拶です。怪我や、事故にならないためにも大切な事だと思っています。
「おはようございます」「はい」「ありがとうございます」「お先に失礼します」は大きな声で言ってくださいと伝えました。今回は80代の職人さんが最初に二人を指導するため、工場内は機械の音が大きく響いているので、その職人さんに聞こえるように大きな声で返事をする様にも伝えました。
【開催レポート】世田谷区中学校からのアクリル加工工場での職業体験受入の初日から3日目まで
他のスタッフ同じように男子学生にも毎日、日報も書いてもらいました。プラス「本日の作業で興味を持ったこと」「今日学んだこと」「今日の感想」も書いてもらいました。
1日目、ワークショップで行っている手順でアクリルの塊をカットする事からスタート。
後で知ったのですが、B君は好奇心旺盛で、職人さんに色々な作業を見せてもらっていたようです。
2日目、カンボジアで使用しているアナログの彫刻機にチャレンジしてもらいました。一人が彫刻機で作業をしている間、もう一人はアクリルに印刷する画像をPCでAdobe Photoshopを使い、加工し印刷データにする作業を行いました。二人とも彫刻機の作業が疲れた様でB君はお昼の間爆睡していました。
3日目、作ったデータをインクジェットプリンター印刷、レーザー彫刻での加工を経験してもらいあっと間に終了時間となりました。
アクリル加工工場での職業体験受入の男子生徒2人の感想
最後に二人弊社で用意をした用紙に3日間の感想を記載してもらいました。
仕事をするためには何が大切だと思いましたか?との質問にはそれぞれ下記の通り記載されていて、弊社の意図する事が伝わったようで嬉しくなりました。
世田谷区中学校からのアクリル加工工場での職業体験受入の所感
毎回思う事ですが、中学2年生は皆なとても素直で、最初に挨拶ができなかった子も最後にはしっかり挨拶ができる様になります。皆んな3日間でとても成長が見えます。それが楽しくて毎回職場体験を受け入れています。今回の二人も頑張りました。3日間だけの関わりですが、二人の今後が楽しみです。
●男子学生の作品
最後に
今回は、世田谷区の公立中学校からのアクリル加工工場での職業体験受入時(2023年9月13日〜15日)の様子をブログ記事にまとめてみました。
今回の二人も頑張りました。3日間だけの関わりですが、二人の今後が楽しみです。今後も中学生の職業体験は受け入れていきたいと考えています。
株式会社友成工芸ではワークショップを不定期に開催します。携帯にある画像をアクリルの厚い板に印刷するfotoryl(フォトリル)を作るワークショップを開催します。開催日時が確定すれば、HPで告知しますのでぜひご参加くださいませ。
また、弊社では、「もらって嬉しい」「飾っておきたい」美しく高級感のある『オリジナルアクリルトロフィー』を製造しております。遠慮なくお気軽にお問い合わせください。