こんにちは。友成工芸です。
今回は、シェムリアップでのアクリル枡 mas/mas(マスマス)のプロモーションの様子(2024年1月4日)についてブログ記事にまとめてみました。
前回のカンボジア出張では、アクリル枡 mas/mas(マスマス)のプロモーションを行うための具体的な施策と委託先を決めました。今回は、そのプロモーションを行うためにカンボジアに訪問しました。
実際のプロモーションの様子を写真と合わせて記載しております。よろしければご覧下さい。
カンボジア出張はこちら
目次
弊社とカンボジアとの今までの取り組み
弊社とカンボジアとの取り組みは、2013年に遡ります。
シェムリアップに汎用彫刻機2台を送付し、2014年には汎用彫刻機を使ったワークショップを企画し、プノンペンとシェムリアップでワークショップで開催しました。2017年JICA中小企業連携の基礎調査案件の採択を受けてカンボジアで調査を行い、2019年1月にカンボジア労働省とMOAを結んでいます。
2019年3月には、カンボジア国立技術総合学校(NPIA:National Polytechnic Institute of Angkor)に汎用彫刻機4台を置き、先生に対して彫刻技術指導をスタートさせることができました。カンボジアで彫刻されている製品は下記の通りです。
(カンボジアで彫刻されているアクリル枡mas/mas(マスマス))
カンボジアの出張目的
今回のカンボジア出張の目的ですが、カンボジアでアクリル枡 mas/mas(マスマス)の販売促進のプロモーションを行うためでした。
【出張レポート】アクリル枡 mas/mas(マスマス)のプロモーションの様子 シェムリアップ編
今回の記事では、シェムリアップでのアクリル枡 mas/mas(マスマス)のプロモーションの様子をまとめています。プロモーションの際に流した動画になります。
(シェムリアップでのアクリル枡 mas/mas(マスマス)のプロモーション動画)
日本 → カンボジアの移動
2024年元旦の深夜にカンボジアに向けANAでアクリル枡 mas/mas(マスマス)のプロモーションのために出発しました。羽田空港の混雑はそれほどでもなく、全てスムーズに進みました。今回はプノンペン、シェムリアップともアクリル枡 mas/mas(マスマス)を器として使用します。レストランでのプロモーションを行うため二人とも大きいスーツケース1個づつと、アクリル枡 mas/masの1合、0.3合、OJUとディスプレイ台を入れたダンボールを手持ちで持って行きました。
早朝プノンペンに到着し、プノンペンでのプロモーションの招待客選びから、諸々の手配をお願いしているプノンペン大学のレスミー先生の事務所に伺い、打ち合わせを行いその後、1月6日のプロモーションをするSaboh Rikyuに使用する製品をお届けし、少し身軽になりシェムリアップに向かいました。お正月に来たのは初めてでしたが、とても過ごしやすい気温で大荷物の私達には大変助かりました。
今回のシェムリアップの宿泊先のTara Angkor Hotelはシェムリアップ初めて来た時に泊まったホテルです。
シェムリアップでのプロモーションの目的
シェムリアップのプロモーションを依頼したのは、早稲田のアンコールワット修復チームで仕事をし、NGOのJSTを主催しているチア、ノルさんと奥様の小出さんです。奥さまもシェムリアップ25年です。チアさんはご自身の土地を国に寄付し、中学、高校を建設し、無償で子供達に教育をする場を提供されています。地元の名士でもあり、事情に通じている方達のため、今回のプロモーションを委託しました。
JST(カンボジア国指定のNGO)とは
チア・ノルさん、小出さんご夫妻が立ち上げたNGOです。今はシェムリアップのバイヨン地域で、地元の子供達が無償で通える中学と高校を作り、運営されています。チアさんの所有の土地を国に寄付し、学校は日本や海外の支援により建設されています。バイヨン高校/附属中学校の生徒数は、現在1100名です。このNGOを通して、バイヨン高校/附属中学校では、日本の中学生・高校生・大学生との交流スタディツアーを受け入れています。(実際の交流の様子はHPのトップページより、Instagram又はFacebookをご覧ください)https://jst-cambodia.net/
今回のプロモーションはカンボジアで株式会社友成工芸が工業技術を教えていることにフォーカスして、そこで、若者が育ったことを多くの方に知ってもらい、製品の販売に繋げるとういう趣旨で行いました。
そのため、株式会社友成工芸が機械を置いて指導を行なっているカンボジア国立技術総合学校(NPIA:National Polytechnic Institute of Angkor)の校長、副校長、技術を取得した青年の出身高校の校長先生もお呼びし、アクリル枡 mas/mas(マスマス)を使ったお食事会を計画しました。
またこれからそのような子供達を育てたいということを伝え、そのためにも彼らの収入になるこのアクリル枡 mas/mas(マスマス)を是非購入していただきたいと伝えました。その他にもシェムリアップで力になって下さり、一緒に宣伝にも協力しくれる方達も招待しました。
カンボジアでのプロモーション手法
カンボジアのSNSではFacebookが多くの方に使用されています。まずはアクリル枡 mas/mas(マスマス)のカンボジアのFacebookを立ち上げました。最初に発信をするのはNPIAで技術を学んでいるチャウン君のメッセージと先生のメッセージを流すため動画で制作しました。それから、アクリル枡 mas/mas(マスマス)を使った食事会を開催し、どのように使用されているかを知ってもらう流れにすることを決めました。そのプロモーションをクロマーという会社に依頼しました。クロマーはカンボジアでの観光、広告、等を幅広く受けているカンボジア在、20年の会社です。
シェムリアップでの食事会はチアさん達のアドバイスで高級で雰囲気の良いクメール料理を提供するMalisレストランで行うことにしました。
シェムリアップでのアクリル枡 mas/mas(マスマス)のプロモーション前日
プロモーション前日にMaliseレストランにチアさん達と訪問し 1月4日の食事会に使う日本から持ち込んだmas/mas 1合と0.3合を持ち込み、マネージャーのソティーさんとアクリル枡 mas/mas(マスマス)を使ったお料理の最終打ち合わせを行いました。午後からは、カンボジア国立技術総合学校(NPIA:National Polytechnic Institute of Angkor)に行き、チャン・ウン君が彫刻していた1合のクメール柄をチェックし、シノン校長に挨拶し、明日のプロモーションの参加者を確認し御礼を伝えました。その後私は、翌日配布するパンフレットの印刷と名札の制作で一旦ホテルに戻りました。
シェムリアップでのアクリル枡 mas/mas(マスマス)のプロモーション当日
1月4日プロモーション当日は、夕方Maliseレストランで皆様がいらっしゃる前に席札、パンフレット、お土産をそれぞれのテーブルに置き、お食事中に動画を見れるようにプロジェクターの準備をして、皆様をお迎えしました。
(Malisレストランにてアクリル枡 mas/mas(マスマス)プロモーションの準備)
日本側のメインのお客様は、在シェムリアップ日本領事日本国領事事務所所長川口様、カンボジア日本人会会長小市様でした。私の日本語の挨拶から始まり、あとは、アクリル枡 mas/mas(マスマス)に盛り付けられたお料理を味わう、穏やかな楽しい時間が流れました。
(シェムリアップでのアクリル枡 mas/mas(マスマス)のプロモーションの様子①)
アクリル枡 mas/mas(マスマス)のプロモーションの所感
今回のプロモーションを通じて、カンボジアの風習でまだまだ知らないことも沢山ありました。イベントをする場合はカンボジアでの慣わしは、招待が基本で、お金を取るようなイベントはあまりありません。またそれぞれに直接会って招待状を渡すのが礼儀であるとか、上の方はご夫妻で招待するなど、日本と似てはいるものの、どこが間違ってはいけないかも細かくアドバイスをいただきました。とても良い経験をいたしました。
このプロモーションのおかげで、ネットワークがさらに広がったことと職業訓練校の先生方ともさらに関係性が強化できとても有意義な流れになったと思います。
翌日の午前中は、アンコールクッキーのCEOになったばかりの温井さんと打ち合わせさせていただきました。ホテルのチェックアウト後、1時間半かかる新しい空港に送迎していただき、プノンペンに向かいました。
最後に
今回は、シェムリアップでのアクリル枡 mas/mas(マスマス)のプロモーションの様子(2024年1月4日)をブログ記事にまとめてみました。
今回のプロモーションをきっかけに、カンボジア国立技術総合学校(NPIA:National Polytechnic Institute of Angkor)の先生方ともさらに関係性が強化できとても有意義な時間になりました。
株式会社友成工芸ではワークショップを不定期に開催します。携帯にある画像をアクリルの厚い板に印刷するfotoryl(フォトリル)を作るワークショップを開催します。開催日時が確定すれば、HPで告知しますのでぜひご参加くださいませ。
また、弊社では、「もらって嬉しい」「飾っておきたい」美しく高級感のある『オリジナルアクリルトロフィー』を製造しております。遠慮なくお気軽にお問い合わせください。