こんにちは。友成工芸です。
前回のブログ記事では、シェムリアップでのアクリル枡 mas/mas(マスマス)のプロモーションについてまとめました。
今回は、プノンペンでのアクリル枡 mas/mas(マスマス)のプロモーションの様子(2024年1月6日)についてブログ記事にまとめてみました。
前回のカンボジア出張では、アクリル枡 mas/mas(マスマス)のプロモーションを行うための具体的な施策と委託先を決めました。今回は、そのプロモーションを行うためにカンボジアに訪問しました。
実際のプロモーションの様子を写真と合わせて記載しております。よろしければご覧下さい。
カンボジア出張はこちら
目次
弊社とカンボジアとの今までの取り組み
弊社とカンボジアとの取り組みは、2013年に遡ります。
シェムリアップに汎用彫刻機2台を送付し、2014年には汎用彫刻機を使ったワークショップを企画し、プノンペンとシェムリアップでワークショップで開催しました。2017年JICA中小企業連携の基礎調査案件の採択を受けてカンボジアで調査を行い、2019年1月にカンボジア労働省とMOAを結んでいます。
2019年3月には、カンボジア国立技術総合学校(NPIA:National Polytechnic Institute of Angkor)に汎用彫刻機4台を置き、先生に対して彫刻技術指導をスタートさせることができました。カンボジアで彫刻されている製品は下記の通りです。
(カンボジアで彫刻されているアクリル枡mas/mas(マスマス))
カンボジアの出張目的
今回のカンボジア出張の目的ですが、カンボジアでアクリル枡 mas/mas(マスマス)の販売促進のプロモーションを行うためでした。今回のプロモーションはカンボジアで株式会社友成工芸が工業技術を教えていることにフォーカスして、そこで、若者が育ったことを多くの方に知ってもらい、製品の販売に繋げるとういう趣旨で行いました。
【出張レポート】アクリル枡 mas/mas(マスマス)のプロモーションの様子 プノンペン編
今回の記事では、プノンペンでのアクリル枡 mas/mas(マスマス)のプロモーションの様子をまとめています。実際、プロモーションの際に流した動画になります。
(プノンペンでのアクリル枡 mas/mas(マスマス)のプロモーション動画)
シェムリアップ → プノンペンの移動
1月5日の午後、シェムリアップからプノンペンに飛行機で移動しました。以前のシェムリアップの空港は街から15分ぐらいの場所にあり、大変便利だったのですが、新しい空港は街の中心から1時間以上かかりました。中国と共同で作られた施設のため、以前のカンボジアの雰囲気を感じる空港とは違いかなりシンプルな作りでした。
プノンペン空港から交通手段はタクシーかTukuTuku(ツクツク)となります。私達はタクシーで大渋滞の道をプノンペン中心のボンケンコン地域にあるホテルに向かいました。今回の宿泊はイベントの会場まで歩いて行ける「KATARI Hotel」にしました。
ホテルにチェックインした後、「Saboh Rikyu」へ明日の挨拶に行き、そのままお食事をしてホテルに戻りました。この店はとても美味しいお食事を提供しているので、明日はきっと皆さまに楽しんでいただけるのではないか、とワクワク感一杯です。
(Saboh Rikyu)
プノンペンでのアクリル枡 mas/mas(マスマス)のプロモーション準備
翌日、早朝からプノンペン大学のレスミー先生の事務所で最終打ち合わせを行いました。人数の最終確認の際に国営テレビ局とWeb新聞社の取材が入ることがわかりました。またプロジェクターの手配もお願いしていたので、それを受け取り私達はイベント会場に向かい、先生は授業と他のアポイントがありで大変忙しくされていました。
ロイ・レスミー先生をご紹介するとカンボジアの子供と日本のために精力的に活動されている方です。内乱後、日本に初めてカンボジアから留学され昭和女子大学を卒業し、プノンペン大学に日本語学科ができた時の最初の学部長に就任されました。日本語学科の生徒に奨学金をつけながら日本に多くのカンボジアの学生を留学させてきています。
これは教育の機会を狭められているカンボジアの子供に広い世界を見て経験して欲しい、という気持ちからとのことでした。また最近は高校生にも日本語教育を行うことに動かれています。現在は外国語学部の副学長という立場です。2012年には日本から外務大臣賞を受けています。このような思いのある方が弊社のイベントを忙しい中引きつけていただき感謝の気持ちで一杯です。
(Saboh Rikyuでのアクリル枡 mas/mas(マスマス)のプロモーションの様子①)
午後、「Saboh Rikyu」につくとすでにテーブルセッティングがされていて、今晩のお料理の準備で厨房は大忙しでした。時期が日本のお正月と重なっていることもあり、お節料理も準備されていました。ここのシェフは全員、カンボジアの方ですが、日本人が作っていると思う丁寧な料理と繊細な味で和食を提供されていています。
ちなみに今回提供しました日本酒と梅酒は下記の通りです。
今回プロモーションにて提供した日本酒と梅酒
(提供した日本酒と梅酒)
(Saboh Rikyuでのアクリル枡 mas/mas(マスマス)のプロモーションの様子②)
プノンペンでのアクリル枡 mas/mas(マスマス)のプロモーション当日
今回の招待のお客様は初めてお目にかかるカンボジアの上の階層の方ばかりで、主客には閣下の称号を持つ議員ご夫妻が含まれていました。またレスミー先生の教え子3名プノンペン大学日本語学科卒の女性にも参加してもらいました。通訳としても活躍していただき大変助かりました。
12年前にカンボジアプロジェクトをスタートするキッカケを作ってくれたり、どうやって技術をカンボジア人に教えるかを暗中模索している時にフォローしてくれた日本人3名の方々にも参加していただきました。今までの報告も兼ねて、現状を見ていただける機会となりました。
今回のイベントは、最初に私が挨拶を行いましたが、元旦の能登の地震に少し触れました。議員のOKUN閣下のお声がけにより$300近い寄付が集まり、日本びいきのカンボジアの方の優しさに感動いたしました。本当にありがとうございました。
(Saboh Rikyuでのアクリル枡 mas/mas(マスマス)のプロモーションの様子③)
アクリル枡 mas/mas(マスマス)のプロモーションの所感
日本と異なり、カンボジアでは、早く帰えられる方もいて、最後の写真撮影には参加されなかった方もいらっしゃいましたが、情報交換もしっかりできた和やかな雰囲気のイベントとなりました。
(Saboh Rikyuでのアクリル枡 mas/mas(マスマス)のプロモーションの様子④)
また、翌日にはWeb新聞に今回のプロモーションが掲載され、2日後には国営放送にてこのプロモーションが放映されました。お店側のきめ細やかな心配りのおかげにより、皆様が気持ちよくお帰りになったと思います。私達もシェムリアップから続いてのイベントだったので、歩いて帰れるホテルにして正解でした。
(カンボジア 国営放送での放映)
プノンペンにあるイオンモールの見学
翌日、ホテルをチェックアウト後にイオンモール3号店に寄ってきました。バイヤースペースを見学し、空港に向かい帰国の途につきました。2014年首都プノンペンに出店したイオンモールプノンペンは、若者や、家族連れが休日に集うスポットとして人気を集めています。現在プノンペンは、私が今回訪れた3号店を含め3施設できています。
1号店はプノンペンの中心に位置し、日本食材も豊富に取り扱われています。このお店ができるまでは、在カンボジアの日本の方へのお土産は日本食材と決めていましたが、現在はそのニーズは無くなりました。2号店のイオンモールセンソックシティーは、カンボジアの富裕層が多く住む地域にでき、飲食店がたくさん入って賑わっています。3号店イオンモールミエンチェイはこれから出来る新空港の近くとなり、子供が沢山集まる場所になるようなイメージを持っています。今は、水牛が現れる様な場所ですが、今後、数年で変わっていくのだと思います。
最後に
今回は、プノンペンでのアクリル枡 mas/mas(マスマス)のプロモーションの様子(2024年1月4日)をブログ記事にまとめてみました。
新年早々、慌ただしく日本を出発して多くの方の協力を得てカンボジアでmas/mas(マスマス)のプロモーションを行いました。(駆け抜けた6日間でしたが)今回のイベントをきっかけに、mas/mas(マスマス)がカンボジアで販売され、さらには製造に関わりたいという人が出てきています。次のステップに進みそうな予感がしています。
株式会社友成工芸ではワークショップを不定期に開催します。携帯にある画像をアクリルの厚い板に印刷するfotoryl(フォトリル)を作るワークショップを開催します。開催日時が確定すれば、HPで告知しますのでぜひご参加くださいませ。
また、弊社では、「もらって嬉しい」「飾っておきたい」美しく高級感のある『オリジナルアクリルトロフィー』を製造しております。遠慮なくお気軽にお問い合わせください。